千葉県 多古高校 | SDGsな食材、コオロギを活用 食利用と新たな産業創出目指す | 善きことをした高校生達 - 日本の学校

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SDGsな食材、コオロギを活用 食利用と新たな産業創出目指す

千葉県 多古高校 生物部のみなさん

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千葉県立多古高校の生物部は、2023年から地元多古町や企業、大学と協力し、「食用コオロギを活用した総合的SDGs体験教育カリキュラム創りプロジェクト」を展開している。

同プロジェクトで、部員たちは残菜や地元産の米ぬかなどをエサに食用としてのコオロギを飼育。この取り組みを多古町の住民にも知ってもらおうと、2023年11月、家政部と地元のイベントでコオロギパウダー入りクレープの試食体験会を実施。開始から10分ほどで用意した分の配布が終了という盛況ぶりで、自信を深めたという部員たち。2024年度は6月からスタート。2025年の大阪・関西万博でのプロジェクト発表が決まっており、部員たちはコオロギの飼育のほか、昆虫食通販サイト会社のスタッフから昆虫食のパワーと魅力、ビジネスとして取り組みを学ぶなどして、昆虫食の価値と可能性についての知識を深めた。

2025年6月7日、部員たちは大阪・関西万博の会場で、これまでの取り組みの成果を発表。来場者に、コオロギが高タンパク質で必須アミノ酸やミネラルが豊富なうえ、育てる際のエネルギー消費も少ない食材として注目されていることなどを紹介した。また飼育箱の中の生きたコオロギを捕まえる体験会は、子供たちの大人気に。

また、多古町の和菓子店の協力で製造したコオロギパウダー入りのまんじゅうを配布。当プロジェクトの意義を聞いてから受け取る来場者が多く、部員たちは「万博で紹介する機会をもらえてよかった」と感謝。食用コオロギの研究を深めるとともに、未来を担う子どもへのSDGs学習や、食利用以外の新たな産業創出の可能性も見つけていきたいと話していた。
(2025年7月掲載)

千葉県 多古高校 生物部のみなさん2

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