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かわさきしりつかわさきこうとうがっこう

川崎市立川崎高等学校

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川崎市立川崎高等学校出身の有名スポーツ選手

齋藤 学選手 プロフィール

齋藤 学選手

サッカー選手 川﨑フロンターレ所属

PROFILE

1990年4月4日生まれ。神奈川県川崎市出身。小学校1年生のときに川崎市の東小倉SCに入部。同級生に誘われ、『横浜F・マリノスサッカースクール』に入学後セレクションを突破し、横浜F・マリノスプライマリー、横浜F・マリノスジュニアユース、横浜F・マリノスユースと小学生から高校まで一貫して横浜F・マリノスの下部組織に所属。2006年にはAFC U-17選手権2006の代表選手に選出された。2008年には2種登録ながらリーグ戦7試合に出場。高校卒業の2009年にトップチームに昇格した。2011年に、愛媛FCにレンタル移籍。愛媛では、開幕戦からチームの主軸として活躍。最終的にJ2で14得点を挙げた。2012年より横浜F・マリノスに復帰。復帰後は主力として活躍し、7月にはロンドンオリンピックのメンバーに選出された。2013年シーズンは、ナビスコカップニューヒーロー賞の獲得や、東アジアカップ2013の日本代表に初選出、クラブタイトル天皇杯優勝など飛躍の一年となった。2014年5月にはブラジルW杯のメンバーに選出。2017年2月は、背番号を「11」から前年まで中村俊輔が付けていた「10」に変更。同シーズンのキャプテンを務めた。2018年は地元川崎のチーム川崎フロンターレに加入。細かなボールタッチと急加速する瞬発力を武器に、リーグ優勝を狙う。

齋藤 学選手の学生時代は・・・

横浜F・マリノス一色だった学生生活

齋藤 学選手写真
 僕がサッカーを始めたきっかけは、サッカーをしていた3つ上の兄の影響です。両親と一緒に兄の試合や練習をよく見に行っていたので、自然とサッカーに興味をもつようになり、小学校1年生のときに地元川崎のサッカークラブに入りました。転機となったのは2年生のときです。同級生に誘われて、誰でも参加できる『横浜F・マリノスサッカースクール』に入学し、プライマリーという小学生選抜を受けたところ、結果は合格。小学校3年生から正式にマリノスに籍を置くことになりました。そこから、中学、そして高校まで一貫してマリノスの育成組織に所属。放課後は、基本的に横浜にあるマリノスのグラウンドに移動して練習を行っていたので、中学で入部したサッカー部にはほとんど参加せず、高校では部活に所属していませんでした。長期遠征などで学校を休むことも多く、まさに「マリノス一色」の学生生活でしたね。
 僕が進学した川崎市立川崎高等学校では、栄養学やトレーニング論の授業を選択することができました。こうした分野を学べる高校に進学できたことはとても大きかったと思います。授業で得た知識を体づくりや普段のトレーニングに活かし、放課後もサッカー漬け。サッカー中心の高校生活でした。
 学生時代で、今でも忘れられない試合や景色は選びきれないほどあります。中でも、「この悔しさを超えられるものはおそらくない」と思うのは、高校3年生のときの日本クラブユースサッカー選手権 (U-18)大会。グループリーグで、3戦全敗無得点で負けてしまったこのときの悔しさは、今でも胸に刻み込まれています。それから、大きな衝撃を受けたのがFIFA U-17世界選手権(現FIFA U-17ワールドカップ)で対戦したナイジェリアとの試合。本戦の2カ月前に前哨戦という形で対戦をした際は0-5で惨敗。生まれて初めて「ああ、ここには勝てないな」と本気で思いました。本戦でも0-3と負けたものの、世界のトップレベルを実感できたとともに、たった2カ月でチームが大きく成長したことも感じられた大会でとても印象に残っています。

20歳で選手生命をかけた一大決心

レンタル移籍や怪我を経て得たものとは

齋藤 学選手写真
 正式にマリノスとプロ契約を結んだのは高校卒業後。それから2年間、出場機会に恵まれない日々が続きました。今まで上を追い抜く立場だったはずが、後輩にポジションを奪われていく。生まれて初めての経験に悔しくて仕方ありませんでした。そこで決意したのが、愛媛FC(J2)への1年間の「レンタル移籍」です。レンタル移籍とは、本籍を残したまま別のチームへ期限付きで移籍できるシステム。しかし当時は、レンタル移籍は片道切符とも言われており、元のチームをクビになる選手も多かった。いわば選手生命における一大決心と言っても過言ではないものでした。今思うと、我ながら20歳でよく決断したなと思います(笑)。
 愛媛での1年は、僕のサッカー人生の礎ともいえるかけがえのないものになりました。自分のプレーに自信がもてるようになり、プレーに対する気持ちもかなり変わりましたね。移籍する前は「自分がよいプレーをしたい」「もっと試合で活躍したい」という思いが強かったんです。しかし、愛媛でプレーをして、自分の活躍ではなくチームが勝つことで「もっと愛媛を盛り上げたい」「サポーター数を増やしたい」という、“チームに対する責任感”を抱くように。チームを背負って戦う大切さを知りました。この1年がなければ、サッカーを続けていなかったかもしれないと思っています。
 その後、マリノスに戻り、ロンドンオリンピックや2014年のFIFAワールドカップに日本代表として出場。2017年にはマリノスで中村俊輔選手から背番号「10」を引き継いでチームキャプテンを担いました。ちょうど、俊さん(中村俊輔選手)やベテランの選手が抜けた年でもあり、「チームを強くすること」を常に考えてプレーしていましたね。チームを背負う責任を一番感じていたときだと思います。
 2018年には、地元でもある川崎フロンターレに移籍。特に昨年は大きな節目にもなりました。右膝に怪我をしてしまい、思い通りにプレーや練習ができなかったんです。でも練習をやめたくはなく、痛みに耐えながら練習をする中で「サッカーを辞めようか」と本気で考えました。そんなとき、僕の師匠でもある富澤清太郎選手から「休む勇気をもて。体は絶対に戻るから」と言われたんです。その一言に背中を押され、しっかりと療養する決断ができました。今の僕があるのは間違いなく師匠のおかげだと思っています。

齋藤 学選手からのワンポイントアドバイス

自分で考え、探り当て、実践すること

齋藤 学選手写真
今回は、僕が特に学生時代に取り組んでおけばよかったと感じたトレーニングや、大切にして欲しいマインドをお伝えしたいと思います。

(1)サッカー以外のスポーツをやってみる…柔道や空手、水泳、バドミントン、バレーなど、本気でなくてもよいので友達と一緒にやってみるとよいと思います。サッカーは全身を使うスポーツなので、左右どちらかをよく動かす野球のような競技ではなく、全身運動の競技を選びましょう。一見関係ないように思えますが、意外とサッカーに通じていることも多いんです。例えば、柔道や空手なら受け身の取り方や呼吸の使い方。バレーなら空間認知能力が鍛えられます。自分に足りないスキルは何かを考えてみて、他の競技にもぜひ取り組んでみてください。これは、僕もやっておけばよかったと思っています。

(2)辛いことから逃げない…楽しいことばかりでは成功することはできません。競技に本気で取り組んでいると、辛いこと、苦しい時間は少なからずやってきます。サッカーで言えば「走り」などがそうだと思いますが、辛くしんどい時間を乗り越えた先に、今以上に楽しいサッカーができる可能性が広がっていることをイメージして日々取り組んでみてください。

(3)自分の武器を見つける…どのスポーツでも言えることだと思いますが、ひとつでも自分の武器があればそれが専門性になります。サッカーで言うなら、ドリブルやパス、クロスを上げる、相手を止める、シュートを打つなどが見つけやすいと思いますが、自分が得意としていることを見つけ、さらに技を磨いていってください。

僕は、トレーニングとは誰かに聞くのではなく、自分で調べて取り組むものだと思っています。今は昔と違って、ネットや本でいくらでも調べることができる時代ですよね。上手くなりたいなら、まずは自分でその方法を探して、見つけて、やってみること。自分で考えることが一番大切です。

齋藤 学選手からみんなへメッセージ

自分の夢や目標を叶えるのは、思い続ける強い意志

齋藤 学選手写真
 僕にとってサッカーとは自分を表現する場。間違いなく、サッカーをしているときが一番明るいと思います(笑)。しかし、僕がサッカーを楽しいと思えるようになったのは、つい最近のこと。先日、サッカーが好きな感覚を思い出したんです。「ゾーンに入る」とも言われていますが、相手を抜くときの全てが止まって見える感覚をほんの一瞬感じて、それがもう気持ちよくて。僕はこの感覚が好きでサッカーをやっていたんだ、と思い出しましたね。
 小学生のころからサッカーのエリート街道を走っているようにみられることも多いのですが、僕自身はいつもギリギリのラインを走っている気持ちでした。競争の中でしか生きていなかったので、サッカーを楽しむことは二の次だったように思います。大人になってからも、試合に出られなかったり、怪我をしてしまったりと、挫折ばかりのサッカー人生でした。挫折を乗り越え今があるのは、師匠の存在や、挫折や怪我をしたからこそ出会えた多くの本から得た学びのおかげです。
 僕は、夢や目標は諦めない心を持ち続けていれば達成できると思っています。学校や家庭の事情だったり、僕のように挫折を感じてしまうこともたくさんあると思いますが、「自分の夢や目標を思い続けられるかどうか」ということが一番大切です。どうか諦めないで、自身の夢や目標に向かって、日々考え、歩み続けていってください。

※プロフィール等は2020年6月時点のものです。

所在地/問い合わせ先

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〒210-0806 神奈川県 川崎市川崎区中島3-3-1
TEL.044-244-4981 
FAX.044-211-8295 
ホームページ
https://www.kaw-s.ed.jp/kawasaki-hs/

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株式会社JSコーポレーション 代表取締役社長 米田英一