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はちおうじじっせんこうとうがっこう

八王子実践高等学校

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八王子実践高等学校出身の有名スポーツ選手

狩野舞子さん プロフィール

狩野 舞子さん

元バレーボール選手
ロンドンオリンピック バレーボール女子銅メダリスト

PROFILE

1988年7月15日生まれ。東京都三鷹市出身。両親と姉の一人も元バレーボール選手のバレー一家で育ち、小学4年生から本格的にバレーボールを始める。その後、バレーボールの名門である八王子実践中学校・高等学校に進学した。中学3年時には、2004年のアテネオリンピック日本代表候補に選出。24年ぶりとなる中学生の選出だったが、惜しくも代表入りは逃す。高校卒業後は、スパイカーとして、姉・美雪も所属する久光製薬スプリングス(現:SAGA久光スプリングス)に入団。しかし怪我に悩まされ、3年間で退団。その後は、イタリアとトルコのリーグに挑戦する。2012年、オリンピックへの切符をついに手にし、ロンドンへ。3位決定戦で韓国を下し、女子バレー28年ぶりとなるメダル獲得に貢献した。同年、日本のリーグへ復帰し、再び久光製薬スプリングス(現:SAGA久光スプリングス)に入団。同時に、セッターへのポジション転向に踏み切った。2015年に一度引退するも、翌年にはスパイカーとして現役復帰を果たす。2018年の引退後は、試合解説やメディア出演をはじめ、バレーボールに関する多角的な普及活動を行っている。

狩野舞子さんの学生時代は・・・

中学で日本代表候補に選出され、世界で戦うレベルの高さを実感

狩野舞子さん写真
 初めてバレーボールに触れたのは赤ちゃんの頃です。両親が元バレーボール選手だったので、母が所属するママさんバレーの練習に連れて行ってもらって遊んでいました。また、姉の一人もバレーボール選手でした。年齢が10歳以上離れていて、私が小学生の時に姉は高校生。その頃にはもう家を出ていたので、家で姉と話した記憶は少ないですが、よく姉の試合を観に行っていたことを覚えています。
 私が本格的にバレーボールを習い始めたのは、小学校4年生の時です。幼少期から身長が高く、小学5年生で170㎝を超えていました。周囲よりもひときわ背の高い選手だったので、中学校は、女子バレーボールの強豪校である八王子実践中学校から声をかけていただき、入学を決意。その時点で、今後もずっとバレーボールを続けていくんだろうなと覚悟を持っていました。
 中学校時代で最も印象に残っているのは、やはり2004年アテネオリンピックの日本代表候補に選ばれたことです。代表候補選手の中で中学生は私だけ。候補選手の合宿は、年上しかいないうえ、オリンピック前のピリついた雰囲気で、自分がとても場違いに感じました。そして、もちろんプレーのレベル差も大きく、練習に付いていくのに精いっぱいでした。「代表に選ばれよう」という目標を持つ余裕すらなかったです。正直、早く帰りたいと思っていました(笑)。
 しかし、今考えると、早い段階で日本トップレベルの練習に参加できた経験はとても貴重だったと感じています。結果的に代表選手には選ばれませんでしたが、代表として活躍するためには、とてつもない努力と覚悟が必要なんだと実感できたからです。将来的には、自分も代表になって活躍できる選手になりたいという目標を強く持てたのも、この経験があったからこそです。
 高校は、そのまま八王子実践高等学校に進学。寮生活になり、生活環境が大きく変わりました。練習はもちろん、寮生活でも、先生や先輩は非常に厳しく、軍隊のような生活をしていました。外出はほとんど許されず、コンビニにも行けませんでしたね。もちろん、嫌になったことは何度もありますが、自分で決めたことを途中で投げ出す選択肢はありませんでした。仲間と一緒に最後までがんばることを目標に、日々練習に励んでいたことを覚えています。

世界トップリーグを経験し、念願のオリンピックへ

度重なる怪我に苦しみながらも挑戦を続け、メダルに届いた

狩野舞子さん写真
 高校卒業後は、久光製薬スプリングス(現:SAGA久光スプリングス)に入団しました。久光を選んだ一番の理由は、姉が所属していたからです。安心感もありますし、それまで見ているだけだった姉と一緒にプレーしてみたいという思いもありました。しかし、久光での3年間は怪我もあり、思うようにプレーし続けることはできませんでした。2008年に負った右アキレス腱断裂の怪我は特に気持ち的なダメージが大きく、目標にしていた北京オリンピックの代表争いに参加できないと知った時はとても悔しかったです。さらに2010年には、左アキレス腱も断裂してしまいました。2年後のロンドンオリンピックこそは出場したいという思いもあったので、久光を退団し、怪我の治療に専念することを決めました。
 復帰後は、さらなる成長のために、海外リーグへの挑戦を決意。世界トップのレベルを誇るイタリアとトルコで、計2年間プレーしました。海外の選手は体格も大きく、パワフルなプレーではかないません。そのため、力に対抗するための繊細さや緻密さに磨きをかけ、勝負していました。
 また、海外選手の考え方からも刺激を受けました。日本とは違い、みんなプレーに対する自分の意見を強く主張するんです。自分がどういうプレーをしたいのか。今のプレーはどうだったか。短い練習時間の中で、みんなで意見を出し合いながら突き詰めていきます。他人の意見に乗っかることが多かった私は、海外では「何も意見がない人」と思われてしまうことに気づき、自分の言葉で考えを口にする主体性を学びました。日本に帰ってからも、より良いプレーを模索するために、自分の意見は積極的に言葉にしていました。周りからは、「自分の芯ができたね」と言われることが多かったです。
 そして、ついに訪れたロンドンオリンピック。選考会前は、同じポジションの選手をライバル視しながら、1点1点結果を残そうとプレーしていました。その結果、代表に選出された時は、嬉しい気持ちと同時に、選ばれなかった人たちの思いを背負っている責任を強く感じていました。
 ロンドンオリンピックでの私の役割は、試合の途中から出場し、試合の流れを変えることでした。しかし、ロンドンでは大会を通してあまり活躍できていなかったんです。出場するたびに自信を失い、出ない方が良いんじゃないかと思うこともありました。しかし、準々決勝の中国戦の前、暗い顔をしていた私に、監督が声を掛けてくれました。「今は苦しい状況かもしれないけど、必ずチームのためになる時が来るから、信じて思い切ってやってほしい」。その言葉で吹っ切れて、中国戦では思い切りプレーできました。まさに一進一退のギリギリの試合の中、みんなよくがんばったなと、今振り返っても思いますね。
 結果、日本女子バレーとして28年ぶりの銅メダルに届きました。表彰式でメダルをかけてもらった瞬間、嬉しさと達成感が込み上げてきて、ロンドンをめざしてがんばってきた4年間を思い出しました。
 ロンドンオリンピックが終わってからは、久光製薬スプリングス(現:SAGA久光スプリングス)に復帰。スパイカーからセッターへのポジションチェンジや、一度引退を挟んでの現役復帰など、さまざまな挑戦を続けました。そして、2018年には「やり切った」と感じ、引退を決断しました。

狩野舞子さんからのワンポイントアドバイス

強いスパイクを打つために最も大切なのは、体幹を鍛えること

狩野舞子さん写真
 私が取り組んでいた基礎トレーニングを3つご紹介します。バレーボールだけでなく、ジャンプ競技をする上で、特に大切なトレーニングです。

(1)プランク……うつ伏せの状態から、肘と足のつま先で体を支え、頭から足まで一直線の姿勢をキープするトレーニングです。プランクで鍛えられる体幹は、どんなスポーツでも重要ですが、バレーボールでは特に空中姿勢に影響します。ジャンプ中に体幹がブレてしまうと、強いスパイクは全然打てません。攻撃でも防御でも、ジャンプすることが多いバレーボールにおいて、体幹が最も重要です。回数は、30秒を2セットから始めてみましょう。それだけでも、毎日続ければ変わってくると思います。

(2)上下運動……ジャンプ力を強化することも大切です。ジャンプに欠かせないふくらはぎを鍛えるには、壁際でのつま先立ちのトレーニングが効果的です。壁に向かって立ち、手のひらを壁につけて、かかとを上下させます。また、小さな踏み台などにつま先部分だけを乗せ、かかとを台よりも下に下げることで、効果が高まります。上下の運動を10~20回、2~3セット行うといいと思います。

(3)ジャンプトレーニング……同じくジャンプ力強化のためのトレーニングです。踏み台に両足で飛び乗って降りて、を繰り返すだけですが、見た目以上にきついので、最初は10回から始めましょう。休憩をはさみつつ、3セットできればいいと思います。

 実は、私が高校生の時は、あまりこれらのトレーニングをしていませんでした。プロになってから習慣になっていったんです。今考えると、高校時代から続けていればよかったと思います。どれも家で簡単にできるトレーニングなので、みなさんはぜひ試してみてください。

MESSAGE

狩野舞子さんから
みんなへメッセージ

狩野舞子さん写真

楽しんでなんでもやることが、自分とチームの役に立つ

 みなさんに伝えたいことは二つ。「やってみる姿勢」と、「楽しむ心」を持ってほしいということです。
 私は、ロンドンオリンピックを終えて久光に復帰した時、スパイカーからセッターに転向しています。それは、「なんでもできる」という私の強みがあったからこその決断でした。中学時代の先生がいろいろなポジションを経験させてくれたこともあり、小さい頃から、なんでもやってみる姿勢が自然とできていたんです。大人でも子供でも、初めてのことは「どうせ無理だ」と考えがちです。しかし、その壁を乗り越えていろいろなポジションの視点を持っていれば、自分以外のポジションの苦労に共感できたり、仲間が動きやすいプレーがわかるようになりますよね。チームとの連携を強固にするためにも、やってみる姿勢をもっていろいろなことにチャレンジしてみてください。
 そしてなにより、競技を楽しむ心を忘れないでほしいです。長く続けるほど、結果を求められるようになって、つらい時間も増えるかもしれません。それでも、競技を始めたのは、楽しい気持ちがきっかけだったはずです。みなさんも、つらいと感じた時には、始めた頃の新鮮な気持ちを思い出してみましょう。

※掲載内容は2025年11月の取材時のものです。

所在地/問い合わせ先

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株式会社JSコーポレーション 代表取締役社長 米田英一